【毎日10分効率化!】その作業、ロボがやれば良くない?RPAで始める超かんたん自動化
毎日10分効率化シリーズ最終回、第10弾!
『毎日の手間を少しでも効率化しよう』というテーマで進めてきたこのシリーズ企画、今回が最終回!
メール時短ワザやタスク管理、ショートカット活用など簡単にできるものに焦点を絞ってご紹介してきました。
ちなみに、前回は「社内会議」をテーマに取り上げましたので、こちらも是非ご覧ください!
今回のテーマ:簡単だけど手間がかかる作業を自動化する!
今回のテーマは「作業の自動化」。
主にパソコンの操作を自動化するPRA(Robotic Process Automation)を使って、日々の作業を楽にしよう!ということがテーマです。
毎日のこんな「ちょっと面倒」、ありませんか?
日々の作業で、簡単だけど単純作業で面倒だな~なんて思うこんな作業、やっていませんか?
- 毎月、取引先ごとに請求書をWordやExcelで作成 → PDFに変換してメール送信
- Excelの納期表を毎朝チェック → 関係者にメールや電話でリマインド
- 毎朝、取引先から届いたメールを開いてExcelに転記する
- 売上の数字を、会計ソフトや管理表に手入力する
- Web明細を毎月ダウンロードして、フォルダに保存する
- 勤怠データをCSVで出して、別の表に貼り直す
1つ1つは「たいしたことない」んですよね。
でも、1回5分でも、毎日やれば月に何時間もムダな時間が生じることになるんですよね。
単純な繰り返し作業はRPA=無料ロボにやってもらおう!
PRAってなに?
RPAとは、「Robotic Process Automation」の略で、主にパソコンの操作を自動化できるものです。
もう少し簡単に言うと、「人間に代わってロボがマウスやキーボード操作をやってくれる」ものです。
例えば、Excelの売上データを社内システムに転記する作業があるとすると、
- Excelを開く
- 社内システムを起動する
- 入力画面を開く
- Excelの売上金額をコピーする
- コピーした値を貼り付ける
- (必要な項目の数だけ4と5を繰り返す)
- 登録ボタンを押す
- 社内システムを終了する
- Excelを閉じる
こんな流れですよね。
誰がやっても同じ結果になる、まさに単純作業ですよね。
こういった作業を、RPAに覚えさせてボタン一つで自動実行することができるのです。
要は「ロボットに単純作業をやらせる仕組み」です。
パソコンの操作を録画するようなイメージで、「いつもの作業」を覚えさせれば、あとは自動でやってくれます。
人の代わりに、黙ってポチポチしてくれる優秀な“社員”ですね。
しかも、Windowsには無料で使えるRPA「Power Automate Desktop」があり、導入コストはゼロなんです!
実例!こんなことが自動化できる
ここから、実際にRPAで実現した例を3つ紹介します!
①システム間のマスタデータを同期する
困っていたこと
社内に2つのシステムAとBがあるが、商品のデータをそれぞれのシステムが持っているため、手動で同じデータを登録している”二重作業”が生じて手間が掛かる。(システムの仕様で自動連携ができない)
RPAでこう変わる!
\同期忘れの恐怖から解放!/
社員がシステムAに商品データを入力→RPAでシステムAからマスタデータを抽出、システムBへ自動転記!
②Excelに纏めた製品要件を社内システムに入力する
困っていたこと
オーダー製品のため顧客ヒアリングを進めながらExcelで要件を纏め、その後に社内システムで製品登録を行うが、項目が多くて入力が大変。中には人間が判断して登録する項目もある
RPAでこう変わる!
\RPAと協働でコピペ祭りから脱却!/
- PRAが自動でExcelから社内システムへ1項目ずつ転記
- 人間の判断が必要な項目はRPAでメッセージを表示して入力を促す
- 転記完了後に入力結果をチェックして完了!
③メールで届いた請求書PDFをフォルダに保存
困っていたこと
毎月送られてくる請求書PDFを共有フォルダに保存しているが、保存を忘れてしまうことがある
RPAでこう変わる!
\もう“保存忘れ”ゼロ!毎月ちゃんと並ぶ、安心感!/
- 毎日 or 毎週決まった時間にメールを自動チェック
- 「請求書」や「PDF」の添付ファイルを検出
- ファイル名を整えて(例:「○○社_2025年5月請求書.pdf」)
- 所定のフォルダに自動保存!
まとめ:意外と使えるRPA!まずは実際に動かしてみよう
今回ご紹介した3つの事例は、実際に私が支援したお客様が導入されたものです。
「RPAって結局使えないんじゃないの?」という声を聞くこともありますが、それは使いどころを間違えているだけ。
うまく使えば、確実に“効果が出る”ツールです。
もちろん、
「DXなら力の入れどころが違うんじゃないか」
「もっと根本的に業務を見直すべきでは?」
そんな声もあると思います。
でも現場の担当者のリアルな声は、
「毎日やらなきゃいけない細かい作業に追われて、DXどころじゃない」
というものだったりします。
だからこそ私は、まずは“ちょっと面倒”をラクにすることが大事だと考えています。
その積み重ねが、やがて“本質的な業務改善”や“本当のDX”につながっていくのです。
もしこの記事に少しでも共感していただけたら、まずは身近な業務の中から「これ、人がやらなくてもよくない?」と思うものをひとつ、挙げてみてください。
そのキーワードと「RPA」で検索すれば、きっと似たような事例が見つかるはずです。
また、実際にRPAが動いている画面をお見せすることもできます。
「うちのこの作業、自動化できる?」と気軽にお声がけください!
ミライドットでは取り上げてほしいテーマのリクエストを受け付けています。
お名前等の記入は不要ですのでお気軽にリクエストください!
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