【毎日10分効率化!】社内文書のテンプレで会社を変える!
毎日10分効率化シリーズ第5弾!
前回の備忘録を挟み、今回は「毎日10分効率化」シリーズ企画に戻ります!
シリーズ企画としての前回「タスク管理のコツ」、結構な方に見ていただけたようで、これに悩まれている方は結構多いのだな、と実感です。
まだの方は是非ご覧ください!
ちなみに、この備忘録もよく見ていただけているようで、同じようなところで悩まれている方がいるのだな~と勝手に同志ができたようで、少しうれしいです笑
今回のテーマ:社内文書のテンプレで時短&標準化
ISO9001の認証あるのに、「テンプレ」がない
「誰が議事録のフォーマット、いいの持っていない?」
「前回の送付状、どんな感じで書いたっけ?」
「営業所移転したけど、見積書の住所合ってる?」
こんなやり取り、社内で当たり前になっていませんか?
実際、私が経験してきた企業で適切な文書管理が出来ていた企業は1社のみです。
ご支援で関わらせていただいた企業でも、きちんとできている企業はとても少ない印象です。
例えば、ISO9001(品質マネジメントシステム)では「文書管理」が求められます。
これは、「自社の業務品質を担保するためのマネジメント」に文書管理が欠かせないためですが、いつの間にか認証維持がゴールにすり替わってしまっていることも多く、審査前に慌てて書類を整備するなんて企業も多いように感じます。
ISOの要求事項に「テンプレートを用意する」ことが明確に記載されているわけではないですが、ビジネスを遂行する上で必要となる文書のライフサイクルを適切に管理しようとすれば、おのずと必要な情報は定まってくるはずです。
なぜ、「テンプレートが必要」?
例えば「見積書」、これを各人が毎回自分で書式から作るルールだったらどうでしょうか?まずありえないですよね。
なぜなら、「見積書」に必要な情報は決まっていて、それを社内でチェック・決裁してから提出される社内のルールがあるからです。
「見積書」をテンプレート化することで見積に関するプロセスの品質を担保しているわけです。
じゃあ、社内の「議事録」はどうでしょう?
「議事録」だって必要な情報が決まっていて、社内の関係者が見るために存在するはずです。
であれば、同じようにテンプレートがあってもよいのではないでしょうか?
「内部用の文書だからフォーマットなんていらない」「わかればいい」のでしょうか?違いますよね。
フォーマットがないことによって、
- 作り手:「書式を考える」「書き方を考える」時間がかかる
- 読み手:「必要な情報がどこにあるか探す」時間がかかる
ことになります。
軽微なことかもしれませんが、それが積もり積もればどれくらいになるでしょう。
また、フォーマットがないことで、議事録が”会話録”になってしまっていることも多く見かけます。
会話録なので、内容は網羅されているが、何が課題となったか読まなければわからない状況になっており、効率が悪い。
議事録の他に、送付状や報告書などもありますが、日々使う文書ほど“個人のクセ”が出やすいのです。
その結果……
- 書式がバラバラで分かりづらい
- 書く人によって質に差がある
- 毎回「どこから手を付けるか」悩む
こんな状況になるのです。
クセのある文書は正直読みたくないです。
ですが、テンプレがあれば、誰でも同じフォーマットで、迷わずスムーズに書けるようになります!
まずはテンプレを作ろう!
やると決めたら、すぐにアクション!
まずはテンプレートの作成から始めましょう。
①洗い出し
頻繁に使われている文書(議事録・送付状・申請書など)をリストアップする。
②テンプレートを作る
最も使いやすいテンプレートを1つ作成する。
今まで使ってきた中で良いものを選ぶのもOK!
記入例などを明記しておくと、書き方に迷うことがなくなるのでベターですね。
③最新テンプレの一元管理
作成したテンプレートは、誰もがアクセスできる場所に一か所に纏めておく。
例)共有フォルダの「テンプレート」フォルダ、グループウェアの「文書管理」、Teamsの特定フォルダ など
あと、テンプレートのフッターに”テンプレート管理番号(バージョン番号)”を追加しておくとベスト!
使おうとしているテンプレートが最新化チェックできるようになります。
使ってもらう仕組みを作る
テンプレートが出来たら、次は「使ってもらう仕組み」作りです。
テンプレートを作っても、使ってもらえなければ意味がないですよね。
といっても、難しいことはなくて、次のアクションを徹底するだけです。
- テンプレ利用/更新を周知する(朝礼・チャット・1on1で声かけ)
- ローカルにあるテンプレートは流用せず、常に最新テンプレを利用
- 定期的にテンプレート利用状況をチェック
2点目の「常に最新テンプレを利用」、例えばWordやExcelの"お気に入り"機能を使えば、テンプレートファイルを登録しておけるのでいつでも利用可能になります。
3点目の「定期チェック」は、ISOや内部監査のタイミングで、テンプレの活用状況もチェック項目に加えると、定着しやすくなるし、自然と改善サイクルも回っていきます!
あとは、経営者が”最新かどうか敏感になる”ことです。
文書の品質が高くなれば、それに関する業務の品質も高まるのです。
まとめ:1日10分の工夫で、“文書作成のムダ”が会社を変える!
テンプレートを整えるだけで、
「書き方に悩む時間」「確認・修正にかかるやりとり」「ミスや属人化によるストレス」
そんな日々のムダがごっそり削減できます!
これは単なる“時短”じゃなく、社内の質とスピードを底上げする一歩です。
まずは一つ、「議事録テンプレを作って共有する」ことから。
その小さな一歩が、あなたのチームの未来を変えるかもしれません!
「忙しいけど、ちょっと試してみようかな」と思ったら、ぜひ1つでもやってみてください!
少しずつ始めて、効率を上げていきましょう!
ミライドットでは取り上げてほしいテーマのリクエストを受け付けています。
お名前等の記入は不要ですのでお気軽にリクエストください!
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